[Special] England Premier League R38

投稿者: | 5月 1, 2024

最終節展望

 昨日はドイツBundesliga2022/2023シーズン最終節の展望を、LINE板に掲載いたしましたが、今日は予告どおりイングランドプレミアリーグについてやっていこうと思います。

 昨日も記載したとおり、最終節を読み解くのに最低限必要なポイントは、優勝争い、来季ヨーロッパコンペの出場権(CL,EL,ECL)、残留争いと3つのポイントがありますのでその観点から見ていきますが、プレミアの場合上位の順位がほぼ確定している状況で、ECLの1枠だけが確定しておりません。
 よって昨日とは変わって試合毎のデータ(ESDP仕様)を作成し、全試合を掲載いたします。

 また、少々余談でもありますが、プレミアの順位報酬は1ランクあたり3~4億円(日本円換算)変動するとともに、スポンサー報酬等が加わります。選手の実入りにも影響があり、最終節の勝利給等によってモチベーションに影響が出ると思います。


Man Utd vs Fullham

 ユナイテッドはCLが確定、フルハムも10位が確定しており、共にモチベーションは高くありません。気になるのは怪我人で、ユナイテッドはショーと、アントニーの怪我情報が入っております。
 平場で見るとホームに強いユナイテッドだと思っていますが、フルハムもミトロビッチ行ってこいなんで、データ以上にBTTSが面白い気がします。


Aston Villa vs Brighton

 ヴィラは7位でECL争い、ブライトンは6位が確定しています。ブライトンは実質シーズン終了、既にEL出場も確定したためボーナスも決定しており、無理をする必要は全くないため、若手に経験を積ませることが考えられます。
 来季のECL出場を目指すヴィラにとって、大きなモチベーションをもってこの試合に臨むはずです。ブライトンのスタメンに目を光らせる必要がありますが、この試合はデータ以上にヴィラ寄りです。もちろんブライトンが大きなモチベーションでこの試合に臨み、フルスカッドであればデータ通りの見立てになります。


Brentford vs Man City

 ブレントフォードは現在9位でECL出場枠を争っていますが、上にはヴィラとスパーズがいるため、可能性は残しているものの、王者シティ相手にはインテンシティを高く入れない気がします。
 一方のシティはCL決勝とFAカップの決勝を控え、怪我人や主力は調整程度のお披露目になる気がします。スタメン確認が必須なのと、主力が出場してもプレータイムが制限される可能性が高いため、スタッツ系も狙いづらいように思います。
 ブレントフォードはイヴァン・トニーが賭博で逮捕(自分のチームの負けにベットしていたそうですw)された影響でエンペウモがスタメンになってから印象的なプレーを見せています。彼のスタッツは注目です。


Chelsea vs Newcastle

 CL出場権を確定させたカッスはそれほど高いモチベーションでは望んでこないのと、チェルシーもヨーロッパコンペを争うわけでもない試合です。チェルシーは特に今シーズンは混迷を極めており、大枚を叩いて得たものはどれもこれもフィットせず。
 両チームとも怪我人が多いんですが、チェルシーは人員がダボついてるためスタメンを組むのは難しくありません。カッスは中盤が厳しいながらも、前線は豊富なので共に個人技で言って来いな大味な試合になりそうです。ASM(アラン・サン・マクシマム)が久しぶりにスタメンならスタッツに注目したいところ。


Everton vs Bournemouth

 エバートンは残留争いで勝てば残留、引き分けると下位のレスター、リーズの結果に左右されます。
ボーンマスは残留を勝ち取っており殆どモチベーションも働きません。場合によっては2ランクくらい上がりますが、わざわざ残留モチベMAXの相手にリスクを取るよりも来季に向けたリフレッシュを優先するでしょう。
 このような背景からエバートンは優位な状況かと推測できますが、DCL(ドミニク・カルバート・ルイン)が再び怪我をしたため、グレイのスタッツと、時間稼ぎでピックフォードのイエローにも期待したいです。


Southampton vs Liverpool

 セインツは既に降格が決まっており、リバプールもCLに届かずELでフィニッシュが確定しているため、互いに大きなモチベーションがない試合で、大味な試合になりそうです。
 決定力お化けのルイス・ディアスやジョタが戻ってからは調子が上がったリバプールですが、ロバートソンは怪我で欠場の見込みでツィミカスが入るでしょう。自力に勝るリバポでいいんじゃないでしょうかね。


Crystal Palace vs Nottem Forest

 互いに大きなモチベーションもない試合になので、カードアンダーはいかがでしょうかw
両チームとも怪我人が多く、私のフェイバリットであるパレスのザハも怪我、パレスのエゼ(初代表)、森の青鬼(アウォニー)のスタッツ程度しか興味が湧きません。


Arsenal vs Wolverhampton

 共に大きなモチベーションがない試合になります。ガナーズはシーズン終盤に怪我人に泣かされ、この試合も、サリバ、ジンチェンコ、マルティネッリが欠場です。代役はキヴィオル、ティアニー、トロサールというところでしょうか。サカやウーデゴール、ジャカも勤続疲労が続いているのでプレータイムは限られるかもしれません。
 ただし、ジャカには今季限りで退団との報道もあり、真実ならホーム戦ラストを飾るということになるため、彼のスタッツも注目したいところ。残って欲しいんですけどねぇ。


Leeds vs Tottenham

 リーズの残留争いと、スパーズのECL争いというガチンコです。リーズは勝っても他会場の結果(エバートンとレスターの負け)が必要になります。ホームということもあり降格まっしぐらの腑抜けた試合は見せられないところです。
 一方のスパーズは怪我人続出ワッショイです。ロメロ、ダイアーと怪我でセンターCBが3枚組めません、最近のスパーズはケインがなんでもやらなあかんっといった状況で、非常に状態は悪い上に、安定しないDFラインとなるとリーズにワンチャンありそうな雰囲気が漂いますが、スパーズのECL獲得には自らの勝ちとヴィラのズッコケ次第。
 リーズの個人スタッツは狙いづらいため、カード、ケインの個人スタッツ、ラングレの個人スタッツあたりが注目です。


Leicester vs West Ham

 レスターの残留には自らの勝ちと、他会場の結果に委ねられています。対するハマーズはECLの決勝を控えており、無理をする試合ではありません。主力のベンチ入りはありそうですが、プレータイム等は限られるかと思います。
 レスターが鼻息荒くフガフガと来ても、ハマーズは怪我をしたくないため、荒れた試合にはならないかと思います。


雑記

 今回掲載しているデータは、今シーズンの全ての(とはいってもリーグ戦のみ)成績より算出したものです。
 そうするとシーズンを総括する最終節にふさわしい全体を俯瞰した形のデータとなるとかんがえましたが、直近5試合(Home+Awayとするか、各々とするかは悩み)の実績からデータを作ったほうが、チームコンディションが反映されていいような気がしました。
 例えばガナーズは怪我人のため落ちていますし、逆に怪我人が復帰したリバプールは上がっています。
 本当は2022/2023シーズンからリアルのデータも提供しようと考えもしましたが、母数の考え方が整理できずに手つかずにしていました。また、他にも優秀な有料サイトからxG等は引っ張ってこれるんですが、そこは私よりももっと素晴らしいデータマニアが存在し、それを引用して独自の見解でツール販売もしています。
 正直そこまでのレベル感まで達成するには、これを本業としなくてはならないと実感しているためそこまではレベル感として持っていません。
 来季データ提供がされるのかは皆さんのニーズと私のホスピタリティ次第ですが、後者には限界があります(加齢と寿命)ので、様子を見てみよう。です。

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