検証方法
- 検証は、過去3カ月分の実績データより、当該月に開催された全試合を予測し、その結果を検証する
- 2024/1月の検証は、2023/10,11,12月の実績を基に1月分の対戦で予測データを作成後その結果と照合し、予測の的中率を求める
- 10~12月に出場実績のないプレイヤー、チームが1月に出場した場合は、予測データは作成されないため、検証対象からは除外する
- 当該月の実績は検証用の予測データに反映しない
表の見方
本表は、各試合における確率予測値の的中率を表したものであり、最左列に示す予測値以上の場合における、各項目(凡例参照)の的中率を示しております。よって、Predict:90%の行は、確率予測90%以上の場合の各項目における的中率と読むことができます。また、各的中率の下段にある数字(例:5/6)は、的中回数/表示回数となっており、データの母数がわかります。
凡例
- Predict:確率予測値(例:Predict95%=予測95%以上の場合)
- Ave Hitting Ratio:確率予測の的中率(全体平均)
- W:ホームチームの勝ち
- D:ホームチームの分け
- L:ホームチームの負け
- H/DC:ホームチームのダブルチャンス(勝ち+分け)
- A/DC:アウェイチームのダブルチャンス(勝ち+分け)
- BTTS:両チームとも得点をする
- Ho0.5~3.5:ホームチームの得点オーバー
- Ao0.5~3.5:アウェイチームの得点オーバー
- Mgo0.5~3.5:両チームの合計得点オーバー
ESBにおける確率予測検証結果
ESBにおける確率予測の検証結果は上表のようになりました。
検証は、2023/10~12月における33,941試合分の実績より、2024/1月の11,842試合を予測し検証しております。
ESBは2023/10/2にそれまでのFIFA23からFC24へアップグレードされてから、今回が初めての検証となりますが、結論から言うと的中率が向上しております。
ESB予測値の特徴であるResult系の精度の悪さは相変わらずですが、前ver最後の検証時より全体的に的中率はUPとなっており、概ね「良」と判断できます。
ESBはマーケットの特性上、時間が短い分得点数も少ないですが、FIFA23より得点が入る傾向があるため、全体的に的中率も向上したものと考えます。しかし、直近の勉強会などでご説明しているように、得点データは正規分布しておりません。よって、本来はポアソン分布による確率予測には適していないマーケットではありますが、この辺りの影響によって向上したものと考えます。
また、改めて予測データを作成するための母数ですが、確認したところ今まで同様に、3カ月分とすることが最も的中率が高い結果となっております。ただし、1カ月分とした場合においても微減程度のため、あまり深く考える必要はないかと思います。
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